<相場の読み筋>4月22日

2024/4/22 7:45

 前週末19日の米国株式は、NYダウが前日比211.02ドル高の3万7986.40ドルと続伸、ナスダック総合指数は同319.489ポイント安の1万5282.010ポイントと6日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億7071万株、ナスダック市場が50億3209万株だった。現地18日夜、イスラエルがイランに報復攻撃を行ったと報じられたが、今回の攻撃は限定的との見方が浮上し、影響は限られた。ただ、中東情勢の先行き不透明感は残り、ディフェンシブ系の銘柄が物色されNYダウの上昇を支えた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやネットフリックス、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが下落した。

 22日の東京株式は、反発後は上値の重い展開か。日経平均株価は、前週末19日に今年最大の下落となった反動から、押し目を拾う動きや短期的なリバウンドを狙った買いが先行するとみられる。ただ、中東情勢の不安定化が警戒されることから、戻り待ちの売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(前週末19日は154円47-49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の後半(同164円59-63銭)と小動き。前週末19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、デンソー<6902.T>、三菱商<8058.T>などが、同19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同19日の大阪取引所清算値比変わらずの3万7100円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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