<相場の読み筋>5月7日

2024/5/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前週末比176.59ドル高の3万8852.27ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同192.917ポイント高の1万6349.245ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1554万株、ナスダック市場が44億4131万株だった。前週末3日の米4月雇用統計で、非農業部門の雇用者数が季節調整済みで市場予想平均に届かず、利下げ期待が強まった動きが継続。イスラム組織ハマスがイスラエルとの休戦案を受け入れると報じられたことも支えとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーやエヌビディア、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが買われた。

 7日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日本が連休中に米国株式が上昇したことを受け、買い先行スタートとなろう。SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も高いことから、半導体関連株を中心にしっかりした値動きが期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=153円台の後半(前週2日は155円48-51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=165円台の半ば(同166円61-65銭)と、円高方向に振れている。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテス<6857.T>、ローム<6963.T>、東エレク<8035.T>などが、前週2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同2日の大阪取引所清算値比690円高の3万8880円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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