日経平均241円高、プライムは値下がり銘柄多く上値を抑えられる場面も=28日後場

 28日後場は日経平均株価が、前日比241円54銭高の3万9583円08銭、TOPIX(東証株価指数)が同15.93ポイント高の2809.63ポイントと、そろって反発して取引を終えた。現地27日の米国株式が上昇したことを受け、朝方から買いが先行。日経平均は午前10時54分に、同442円16銭高の3万9783円70銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面もみられ、上げ幅を縮小した。また、日本時間の午前10時すぎから行われた、米大統領選に向けたバイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会の相場への影響は限られた。東証プライム市場の出来高は17億1853万株、売買代金は4兆2833億円。騰落銘柄数は値上がりが660銘柄にとどまった一方、値下がりは924銘柄と多い。変わらずは61銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、伊藤忠<8001.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も堅調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株もしっかり。一方、山パン<2212.T>、味の素<2802.T>などの食料品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株が下落した。

 個別では、住友ファーマ<4506.T>、荏原<6361.T>、FPパートナ<7388.T>、アトラエ<6194.T>、IHI<7013.T>などが上昇。半面、プロレドP<7034.T>、カドカワ<9468.T>、小林製薬<4967.T>、くら寿司<2695.T>、トーホー<8142.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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