<米国株情報>ディズニーは4日ぶり急反落、第2四半期の売上高が市場予想に届かず

株式

2024/5/8 10:21

 ウォルト・ディズニー<DIS>は7日、前日比12%超安の104.21ドルと4営業日ぶりに急反落し、2月以来の安値を付けた。終値は同9.51%安の105.39ドル。

 寄り付き前に24年9月期第2四半期(1-3月)決算を発表したが、売上高や「ディズニー+(プラス)」の会員数が市場予想を下回ったことが売り材料視されたもよう。

 売上高は前年同期比1%増の220億8300万ドルだったが、市場予想は221億ドル超だった。一方、最終赤字は2000万ドル(前年同期は12億7100万ドルの黒字)に転じたが、一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同30%増の1.21ドルとなり、市場予想を上回った。最終赤字転落は、インド事業に関連して20億5000万ドルのリストラ費用と減損損失を計上したため。

 テーマパーク部門の売上高は前年同期比10%増の83億9300万ドルと好調で、市場予想を上回ったが、エンターテインメント部門が同5%減の97億9600万ドルにとどまり、市場予想を下回った。テレビ事業、映画事業が振るわなかった。動画配信サービスの「ディズニー+(プラス)」などのダイレクト・コンシューマー・プロダクト事業は堅調で市場予想をやや上回ったが、「ディズニー+」の会員数は1億5360万人となり、市場予想に届かなかった。ただ、損益面では、ダイレクト・コンシューマー・プロダクト事業が初めて黒字に転じた。

 スポーツ専門の「ESPN」を含めたストリーミング事業全体では赤字となったが、ボブ・アイガーCEO(最高経営責任者)は、「ストリーミング事業は第4四半期(7-9月)に黒字化を達成できる軌道に乗っている」と述べた。

 24年9月期については、通期の調整後EPS成長率を従来予想の20%増から25%増に上方修正している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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