<相場の読み筋>5月22日

2024/5/22 7:45

 21日の米国株式は、NYダウが前日比66.22ドル高の3万9872.99ドルと反発、ナスダック総合指数は同37.750ポイント高の1万6832.624ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億3483万株、ナスダック市場が54億8620万株だった。ナスダック総合指数は、連日で史上最高値を更新した。23日に公表される4月30日-5月1日開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録公表や、高性能半導体を手がける米エヌビディアの決算発表を控え、積極的な売買は限られた。ただ、米景気の「軟着陸」期待が株価を支える格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやクアルコム、ネットフリックスなどが買われた。

 22日の東京株式は、弱含みの展開か。現地21日の米国株式は上昇したものの、きのう21日の日経平均株価は上値が重く、下げ幅を拡大して取引を終えていたことから、売り優勢のスタートとなりそう。米エヌビディアの決算発表を受けた、米国株式の反応をみたいとして、様子見姿勢が強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=156円台の前半(21日は156円22-24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=169円台の半ば(同169円72-76銭)と小動き。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINEヤフ<4689.T>、楽天グループ<4755.T>、アドバンテス<6857.T>などが、21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比80円安の3万8860円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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