(再送)日経平均は96円程度高、買い一巡後は上値が重いもよう=27日前場

 27日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前週末比96円程度高い3万8742円前後で推移。午前9時4分には、同156円63銭高の3万8802円74銭を付けている。前週末24日に大幅反落した反動に加え、現地24日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数が3日ぶりに反発。ナスダックが終値ベースで史上最高値を更新したこともあり、日本株も買いが先行した。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末24日の大阪取引所清算値比200円高の3万8800円だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も堅調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株もしっかり。一方、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が安い。

 個別では、ミガロHD<5535.T>、インフォコム<4348.T>、Vテク<7717.T>、フコク<5185.T>、Vコマース<2491.T>などが上昇。半面、コーエテクモ<3635.T>、グッドコムA<3475.T>、LINK&M<2170.T>、オークネット<3964.T>、ネクソン<3659.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=156円台の後半(前週末24日は157円04-06銭)、1ユーロ=170円台の前半(同169円99銭-170円03銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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