日経平均は50円程度安、戻り待ちの売りに押される展開=28日前場

 28日午前10時10分すぎの日経平均株価は、前日比50円程度安い3万8849円前後で推移。午前9時31分には、同113円16銭安の3万8786円86銭を付けている。きのう27日は反発したものの、プライム市場の売買代金が今年に入り最も少なかった。同日の米国株式市場が休場だったことで買い手がかりに欠け、手じまい売りが優勢だった。一時、押し目買いが入り上げ転換する場面もみられたが、戻り待ちの売りに押される展開にあるようだ。大阪取引所ナイトセッションの日経平均先物は、27日清算値比50円高の3万8980円だった。

 業種別では、全33業種のうち15業種が下落、18業種が上昇している。三和HD<5929.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が下落。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も安い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株も軟調。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株も弱い。一方、東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気・ガス株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が高い。

 個別では、コーア商事H<9273.T>、エクセディ<7278.T>、ニッパツ<5991.T>、NSD<9759.T>、ライドリC<2585.T>などが下落。半面、東北電<9506.T>、アトラエ<6194.T>、大崎電<6644.T>、中国電<9504.T>、クロスマーケ<3675.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時10分時点で、1ドル=156円台の後半(27日は156円90-93銭)、1ユーロ=170円台の半ば(同170円25-29銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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