日経平均は520円程度高、買い一巡後は高値圏でもみ合い=6月3日前場

 6月3日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前週末比520円程度高い3万9008円前後で推移。午前9時34分には、同544円60銭高の3万9032円50銭を付け、取引時間中としては、5月29日以来、3営業日ぶりに3万9000円台に乗せた。買い一巡後は、高値圏でのもみ合い商状が続いている。前週末5月31日に大幅反発した強い動きや、現地31日のNYダウ高を追い風に、朝方から買いが先行した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末5月31日の大阪取引所清算値比145円高の3万8635円だった。

 業種別では、全33業種が上昇している。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も堅調。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。

 個別では、メルカリ<4385.T>、日産化<4021.T>、ACCESS<4813.T>、科研薬<4521.T>、住友ファーマ<4506.T>などが上昇。半面、トリケミカル<4369.T>、ソシオネクス<6526.T>、タマホーム<1419.T>、トーエネク<1946.T>、北海電<9509.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=157円のトビ台(前週末5月31日は157円14-15銭)、1ユーロ=170円台の半ば(同170円06-10銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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