トヨタ、7車種で国が定めた基準と異なる方法で試験実施

株式

2024/6/3 14:30

 トヨタ<7203.T>は3日、国土交通省からの型式指定申請における不正行為の有無等について調査指示を受け、社内の実態調査を実施。その結果、14年以降、すでに生産を終了しているものも含め、7車種において国が定めた基準と異なる方法で試験を実施していたことが判明したと発表した。

 対象は生産中の3車種(カローラ フィールダー/アクシオ、ヤリス クロス)における歩行者・乗員保護試験でのデータ不備と、生産終了した4車種(クラウン、アイシス、シエンタ、RX)における衝突試験等の試験方法の誤りという。同社によると、対象となる車両は、すでに生産を終了しているものも含め、社内での検証において法規に定められている性能に問題無いことを確認しているという。今回の調査結果を踏まえ、現在、日本国内で生産中の3車種(カローラ フィールダー/アクシオ、ヤリス クロス)については同日からいったん、出荷・販売を停止することを決定したとしている。

 午後2時29分時点の株価は、前週末比66円安の3335円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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