日経平均は435円程度高、買い一巡後は上値の重い展開=6日前場

 6日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比435円程度高い3万8925円前後で推移。現地5日の米国株式市場では、NYダウが続伸。ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が終値ベースで、史上最高値を更新したこともあり、半導体関連株を中心に買いが先行。午前9時32分には、同521円76銭高の3万9011円93銭を付け、取引時間中としては3日ぶりに、3万9000円台を回復した。買い一巡後は、戻り待ちの売りに押され上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比445円高の3万8965円だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、東電力HD<9501.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株もしっかり。一方、電通グループ<4324.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が安い。

 個別では、ミマキエンジ<6638.T>、大阪ソーダ<4046.T>、双葉電子<6986.T>、日比谷設備<1982.T>、日電子<6951.T>などが上昇。半面、SHIFT<3697.T>、ワールド<3612.T>、ラクス<3923.T>、Mラインズ<3901.T>、アルプスA<6770.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=155円台の半ば(5日は156円14-15銭)、1ユーロ=169円台の前半(同169円75-79銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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