米国株式市場:利下げ期待が後退、NYダウ4日ぶり反落、ナスダック続落

株式

2024/6/10 7:46

 前週末7日の米国株式は、NYダウが前日比87.18ドル安の3万8798.99ドルと4日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同39.995ポイント安の1万7133.126ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億3766万株、ナスダック市場が44億8549万株だった。

 米5月雇用統計で、非農業分野の雇用者数が季節調整済みで前月比27万2000人増となり、市場予想平均の同18万人増を上回った。失業率は3.9%から4.0%に上昇したものの、労働環境の堅調さから利下げ期待が後退し、売りが先行した。売り一巡後には、上昇に転じる場面もみられたが、週末要因や来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、弱含んだ。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやウォルマート、マクドナルドなどが値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末7日の大阪取引所清算値比変わらずの3万8650円だった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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