日経平均は252円程度高、買い先行後も高値圏で推移=11日前場

 11日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比252円程度高い3万9290円前後で推移。きのう10日に大幅反発したことや、同日の米国株式市場で、NYダウが反発、ナスダック総合指数が3日ぶりに反発して終値ベースで史上最高値を更新したこともあり、買いが先行。午前9時55分には、同298円50銭高の3万9336円66銭を付けている。その後も、買い手がかり材料には乏しいものの、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比185円高の3万9185円だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が上昇。古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株や、関西電<9503.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株も堅調。伊藤忠<8001.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株もしっかり。一方、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が安い。

 個別では、ファーマF<2929.T>、東京計器<7721.T>、エタナルHG<3193.T>、三桜工<6584.T>、マイクロニ<6871.T>などが上昇。半面、Bガレージ<3180.T>、アルトナー<2163.T>、安田倉<9324.T>、ミガロHD<5535.T>、エーザイ<4523.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=157円台の前半(10日は156円99銭-157円01銭)、1ユーロ=169円台の前半(同168円99銭-169円03銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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