日経平均は124円程度高、買い一巡後は上値の重い展開=13日前場

 13日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比124円程度高い3万9000円前後で推移する。現地12日の米国で、インフレの鈍化に加え、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果がおおむね想定内だったことを受け、同日の米国株式市場でナスダック総合指数が3日連続で終値ベースの史上最高値を更新。それにより日本株も、買いが先行。寄り付き直後には、同375円73銭高の3万9252円44銭を付けている。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに押され、上値は重いようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比220円高の3万9170円だった。

 業種別では、全33業種のうち5業種が上昇、28業種が下落している。ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が上昇。エニカラー<5032.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株、ソニーG<6758.T>、アドバンテス<6857.T>などの電気機器株も高い。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も安い。

 個別では、エニカラー<5032.T>、CRE<3458.T>、巴工業<6309.T>、GMOPG<3769.T>、SHIFT<3697.T>などが上昇。半面、FPパートナ<7388.T>、JTEC<3446.T>、Bガレージ<3180.T>、オロ<3983.T>、東北電<9506.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=156円台の後半(12日は157円26-28銭)、1ユーロ=169円台の半ば(同168円97銭-169円01銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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