日経平均は810円程度安、3万8000円割れは取引時間中で半月ぶり=17日前場

 17日午前10時10分すぎの日経平均株価は、前週末比810円程度安い3万8000円前後で推移する。午前10時5分には、同851円39銭安の3万7963円17銭を付け、取引時間中としては5月30日以来、半月ぶりに心理的なフシ目の3万8000円を割り込んだ。前週末14日に上げ幅を縮小した上値の重い動きが継続。現地14日の米国株式市場では、ナスダック総合指数が小幅ながらも5日続けて終値ベースの史上最高値を更新したが、フランスでの右派台頭への警戒感などから、手控えムードが強まっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末14日の大阪取引所清算値比345円安の3万8495円だった。

 業種別では、全33業種が下落している。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株が下落。三井金<5706.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も弱い。

 個別では、FPパートナ<7388.T>、ギフトHD<9279.T>、フリービット<3843.T>、LinkUG<4446.T>、日本ハウスH<1873.T>などが下落。半面、ファンケル<4921.T>(監理)、曙ブレキ<7238.T>、プロレドP<7034.T>、コプロHD<7059.T>、ネオジャパン<3921.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=157円台の半ば(前週末14日は157円66-68銭)、1ユーロ=168円台の半ば(同168円81-85銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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