<新興国eye>ブラジル中銀週報:次回19日会合時の金利据え置きを予想

新興国

2024/6/18 8:53

 ブラジル中央銀行が17日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、24年末時点の政策金利見通しは前週予想の10.25%から10.50%に引き上げれた。1カ月前は10.00%だった。25年末時点の見通しも9.25%から9.50%に引き上げられた。引き上げは3週連続。1カ月前は9.00%だった。6月19日の次回会合時点の見通しも10.25%から10.50%に引き上げれた。1カ月前は10.25%だった。現在の金利水準は10.50%なので金利据え置きを意味する。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た24年のインフレ見通しは前週予想の3.90%上昇から3.96%上昇に引き上げられた。引き上げは6週連続。1カ月前は3.80%上昇だった。25年の見通しも3.78%上昇から3.80%上昇に引き上げられた。引き上げは7週連続。1カ月前は3.74%上昇だった。

 また、24年の実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.09%増から2.08%増に引き下げられた。1カ月前は2.05%増だった。25年の見通しは2.00%増に据え置かれた。据え置きは27週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、24年末時点の見通しが前週予想の5.05レアルから5.13レアルに引き上げれた。1カ月前は5.04レアルだった。25年末時点の見通しも5.09レアルから5.10レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は5.05レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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