<米国株情報>ウォルグリーンは安値更新、通期予想を減額―市場は即時の好転困難と

株式

2024/6/28 10:15

 ドラッグストアチェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>は27日に前日比で25%超下落し、52週安値を11.68ドルに切り下げた。終値は同22.16%安の12.19ドル。寄り付き前に発表した24年8月期第3四半期(3-5月)決算は大幅な増益となったものの市場予想に届かず、通期の利益予想も下方修正され、売り材料視された。

 第3四半期は売上高が前年同期比2.6%増の363億5100万ドルとなり、市場予想の360億ドル弱を上回った。一方、純利益は同2.9倍の3億4400万ドルと大幅増益となったが、一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同37%減の0.63ドルとなり、市場予想の0.7ドル弱に届かなかった。米国内のヘルスケア部門や子会社の業績は好調だった。

 24年8月期の業績見通しについては、調整後EPSを3.20-3.35ドルから2.80-2.95ドルに下方修正。市場予想の3ドル超を下回った。米国内で消費の減退がみられるほか、薬局の利益率低下などを織り込んだという。

 市場では、オンラインショップだけでなく、コストコ・ホールセール<COST>や、ウォルマート<WMT>などの大型店での利用が増えていることから、ウォルグリーンの客足や商いがすぐに好転する可能性はないと悲観的にみている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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