日経平均は127円程度高、買い一巡後は戻り待ちの売りに押される=7月1日前場

 7月1日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前週末比127円程度高い3万9711円前後で推移する。前週末6月28日の堅調な値動きが継続。シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、同28日の大阪取引所清算値比210円高の3万9790円だったことから、同清算値にサヤ寄せする格好でスタート。午前9時18分には、同359円61銭高の3万9942円69銭を付けている。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値は重いもよう。現地6月28日の米国株式は、NYダウが3日ぶり、ナスダック総合指数が4日ぶりに反落している。

 業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が上昇。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も堅調。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気・ガス株や、中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が安い。

 個別では、長野計器<7715.T>、Jフロント<3086.T>、高島屋<8233.T>、ヤマシンF<6240.T>、UTグループ<2146.T>などが上昇。半面、アダストリア<2685.T>、藤田観<9722.T>、マルマエ<6264.T>、プロレドP<7034.T>、GMOPG<3769.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=160円台の後半(前週末6月28日は160円92-94銭)、1ユーロ=172円台の後半(同172円13-17銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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