日経平均149円高、心理的なフシ目の4万円接近=2日前場

 2日前場は日経平均株価が、前日比149円52銭高の3万9780円58銭、TOPIX(東証株価指数)が同21.93ポイント高の2846.21ポイントと、そろって3日続伸した。朝方は売りが先行し反落スタートとなったものの、外国為替市場での円安を受け、輸出関連銘柄を中心に押し目を拾う動きから上げ転換。午前10時40分には、日経平均は298円61銭高の3万9929円67銭を付けている。ただ、その後は、心理的なフシ目の4万円を前に戻り待ちの売りに押された。東証プライム市場の出来高は8億8988万株、売買代金は2兆1346億円。騰落銘柄数は値上がりが840銘柄、値下がりは737銘柄、変わらずは68銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が下落した。

 個別では、スターマイカ<2975.T>、川崎汽<9107.T>、JPHD<2749.T>、天馬<7958.T>、ヤマシンF<6240.T>などが上昇。半面、ミガロHD<5535.T>、トーエネク<1946.T>、KeePer<6036.T>、ユニチカ<3103.T>、ネクステージ<3186.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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