<米国株情報>EU、予備調査でメタがデジタル市場法違反との見解示す

株式

2024/7/2 10:33

 EU(欧州連合)の行政執行機関である欧州委員会は1日、世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」を運営するメタ・プラットフォームズ<META>に対し、同社の広告付きSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のサブスクリプション(月額・年額制による継続購入)がEUのデジタル市場法(DMA)に違反するとの暫定見解を公表した。

 欧州委によると、メタは23年11月から広告なしの有料プランを導入したが、ユーザーに対して「料金を支払って広告のないサービスを利用するか、個人情報の提供に同意して広告付きのサービスを利用するか」の二者択一を迫っており、欧州委は「二者択一はユーザーに後者の選択を強要しており、違法行為に当たる」とした。

 欧州委は、ユーザー側が個人データを使用してオンライン広告のターゲットを設定することに自由に同意する権利を行使できていないとしている。DMAは個人データへのアクセス権をユーザーの手に取り戻すことにより、巨大テクノロジー企業と競合他社との公正競争を確保する狙いがある。

 今回の予備調査の結果に対し、メタが改善案を示さなければ、正式調査(第2次審査)に移行、25年3月までに違法が確定すれば、メタは世界全体の年間売上高の10%が制裁金として科せられる可能性がある。

<関連銘柄>

 NFNYダウ<1545.T>、NFNASQ<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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