日経平均が6日ぶり小反落、弱含みのなか取引終了間際に下げ幅縮小=5日後場

 5日後場は日経平均株価が、前日比1円28銭安の4万912円37銭と小幅に6日ぶり反落、TOPIX(東証株価指数)が同14.29ポイント安の2884.18ポイント6日ぶりに反落して取引を終了した。朝方は、きのう4日の堅調な地合いが継続し買いが先行。取引時間中の史上最高値を更新する場面もみられた。ただ、買い一巡後は週末要因から利益確定売りに押され上値が重い展開が続いた。日経平均は午後零時43分に、同166円76銭安の4万746円89銭を付けるなど、弱含みとなったが、取引終了間際に下げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は16億3561万株、売買代金は4兆288億円。騰落銘柄数は値上がりが303銘柄に対し、値下がりは1314銘柄と8割近い。変わらずは28銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち27業種が下落、6業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下落。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、帝繊維<3302.T>、ゴルドウイン<8111.T>などの繊維株も軟調。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、AGC<5201.T>、特殊陶<5334.T>などのガラス土石株も弱い。一方、楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が上昇した。

 個別では、アークス<9948.T>、オンワードH<8016.T>、ラウンドワン<4680.T>、ネオジャパン<3921.T>、バイタルKS<3151.T>などが下落。半面、KOKUSA<6525.T>、ユーグレナ<2931.T>、タナベコン<9644.T>、三越伊勢丹<3099.T>、キユーピ<2809.T>などが上げた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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