日経平均137円高、取引時間中の最高値で6日続伸もプライムは値下がり銘柄7割超=5日前場

 5日前場は日経平均株価が、前日比137円84銭高の4万1051円49銭と6日続伸。一方、TOPIX(東証株価指数)は同3.05ポイント安の2895.42ポイントと6日ぶりに反落した。きのう4日の堅調な地合いが継続し、朝方から買いが先行。日経平均は午前9時4分に、同186円48銭高の4万1100円13銭を付け、3月22日に付けた取引時間中の史上最高値(4万1087円75銭)を更新した。その後、利益確定売りに押され、下げ転換する場面もみられたが、値がさ株を中心に持ち直した。東証プライム市場の出来高は8億395万株、売買代金は2兆157億円。騰落銘柄数は値上がりが426銘柄にとどまった一方、値下がりは1168銘柄と7割を超えた。変わらずは51銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち8業種が上昇、25業種が下落した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株が上昇。OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、ニトリHD<9843.T>、ファストリテ<9983.T>などの小売株も高い。日立<6501.T>、ソニーG<6758.T>などの電気機器株や、ネクソン<3659.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も堅調。アシックス<7936.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、ENEOS<5020.T>、富士石油<5017.T>などの石油石炭製品株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、東電力HD<9501.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株、帝繊維<3302.T>、ゴルドウイン<8111.T>などの繊維株が下落した。

 個別では、ユーグレナ<2931.T>、KOKUSA<6525.T>、ミガロHD<5535.T>、三越伊勢丹<3099.T>、Ubicom<3937.T>などが上昇。半面、オンワードH<8016.T>、アークス<9948.T>、アイザワ証G<8708.T>、宮越HD<6620.T>、高砂香<4914.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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