日経平均347円高、買い一巡後は伸び悩むもプライム市場値上がり7割超=11日前場

 11日前場は日経平均株価が、前日比347円85銭高の4万2179円84銭、TOPIX(東証株価指数)が同19.10ポイント高の2928.30ポイントと、そろって3日続伸した。現地10日の米国株高を受け、朝方から買いが先行。日経平均は午前9時7分に、同594円78銭高の4万2426円77銭を付け、取引時間中の史上最高値を連日で更新した。買い一巡後は、きょうの高値まで直近3営業日で1600円強の値上がりとなったことから、短期的な過熱感が警戒され、伸び悩んだようだ。東証プライム市場の出来高は9億1572万株、売買代金は2兆3947億円。騰落銘柄数は値上がりが1239銘柄と7割を超えた一方、値下がりは353銘柄、変わらずは52銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株が上昇。武田薬<4502.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。キーエンス<6861.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、中部電<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株もしっかり。一方、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下げた。

 個別では、MRO<3064.T>、トレファク<3093.T>、AZC丸和<9090.T>、日ヒュム<5262.T>、HIOKI<6866.T>などが上昇。半面、SHIFT<3697.T>、ベルク<9974.T>、吉野家HD<9861.T>、メルカリ<4385.T>、サイゼリヤ<7581.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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