<相場の読み筋>8月24日

2018/8/24 7:28

 23日の米国株式は、NYダウが前日比76.62ドル安の2万5656.98ドルと続落、ナスダック総合指数が同10.638ポイント安の7878.459ポイントと6日ぶりに反落して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が6億2094万株、ナスダック市場が18億7098万株だった。米中両政府は23日、相互に160億ドルの輸入品に対し追加関税措置を発動。両国間の貿易摩擦の激化が警戒され、売りが優勢となった。また、24日には米カンザスシティー連銀のジャクソンホール会合で、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演を行うことから、同議長の発言内容を確認したいとして、売買を手控える向きもあったもよう。NYダウ採用銘柄では、キャタピラーやゴールドマン・サックス、エクソン・モービルなどが値下がり率の上位に入っている。

 24日の東京株式は、日経平均株価が続伸スタート後は、上値が重い展開か。手掛かり材料難のなか東証1部の売買代金が5日続けて2兆円を割り込むなか、週末要因も重なり、積極的な売買は手控えられそうだ。13週線が前週末17日時点で2万2452円で推移していることから、終値ベースで同線を上回ることができるか、注目されそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(23日終値110円79-81銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円15-19銭)と円安に振れている。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニー<6758.T>、クボタ<6326.T>、日産自<7201.T>などが、23日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所終値比80円高の2万2490円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ