<相場の読み筋>9月26日

2018/9/26 7:32

 25日の米国株式は、NYダウが前日比69.84ドル安の2万6492.21ドルと続落、ナスダック総合指数は同14.223ポイント高の8007.471ポイントと続伸して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億3308万株、ナスダック市場が23億2207万株だった。前日に続き米中の貿易摩擦に対する警戒感が漂うなか、利益確定売りが優勢となった。また、26日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)結果発表や、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見を控えることもあり、模様眺めムードが広がった。NYダウ採用銘柄では、インテルやユナイテッドヘルス、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などが値下がり率の上位に入っている。

 26日の東京株式は、配当権利落ち分「160円程度」(中堅証券)を即日で埋めることができるか否かに注目が集まろう。即日で落ち分を埋めることができれば、先高期待の表れとして判断されそう。現地25日に、日米の閣僚級による貿易協議を行った茂木経済再生担当相は会見で、「大きな方向について一致がみられた」と発言。合意に向け期待感が高まる可能性もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(25日終値112円92-94銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の後半(同132円90-94銭)と小動き。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINE<3938.T>、三住トラスト<8309.T>、三井住友<8316.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。25日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所終値比70円高の2万3810円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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