<相場の読み筋>11月5日
2018/11/5 7:29
2日の米国株式は、4日ぶりに反落した。NYダウが前日比109.91ドル安の2万5270.83ドル、ナスダック総合指数が同77.063ポイント安の7356.994ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億8882万株、ナスダック市場が28億5589万株だった。米10月の雇用統計で非製造業の雇用者数が、季節調整済みで前月比25万人増と市場予想平均の同20万人増を上回った。好調な雇用情勢を背景に、利上げへの警戒感が台頭し米10年物国債の金利が上昇(価格は下落)、米国株の割安感が後退して売りが優勢となった。また、クドローNEC(米国家経済会議)議長が、中国との貿易協議について「合意に向けた大きな動きはない」と発言したと伝わり、NYダウは一時300ドルを超える下げとなる場面もあった。NYダウ採用銘柄では、アップルやインテル、ファイザーなどが値下がり率の上位に入っている。
5日の東京株式は反落後、もみ合いか。前週末2日に急反発した反動や、現地2日の米国株式が反落した動きなどから、朝方は売りが先行するとみられる。売り一巡後は、好決算銘柄を中心に押し目を拾う動きから、底堅く推移することも予想される。為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(前週末4日終値112円96-97銭)と円安に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=129円前後(同129円20-24銭)と円高に振れている。前週末2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニー<6758.T>、任天堂<7974.T>、KDDI<9433.T>などが、2日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比230円安の2万2000円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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