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＜相場の読み筋＞１１月１３日

2018/11/13 7:31

　１２日の米国株式は、ＮＹダウが前週末比６０２．１２ドル安の２万５３８７．１８ドルと続落、ナスダック総合指数が同２０６．０３３ポイント安の７２００．８６９ポイントと３日続落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が８億５６０２万株、ナスダック市場が２３億７６２４万株だった。マレーシアの政府系ファンド「１ＭＤＢ」の巨額資金流失に関し、ゴールドマン・サックスの前ＣＥＯ（最高経営責任者）が関与した可能性が指摘され、同社株が急落。また、アップル向けに部品を供給する米ルメンタム・ホールディングスが、大口顧客から出荷を大幅に減らすように要請を受けたとして、業績を下方修正。大口顧客はアップルとの見方が台頭し、アップル株が大幅安となったことも重しとなった。ＮＹダウ採用銘柄では、ゴールドマン・サックスやアップルのほか、ホームデポが値下がり率の上位に入っている。

　１３日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。現地１２日の米国株安を受け、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、１２日の大阪取引所終値比４７５円安の２万１７７５円だった。朝方は、株価指数先物を中心に同清算値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。ただ、日経平均株価は１２日時点でＰＥＲが１２．５倍台にあり「割高感はない」（中堅証券）との声も聞かれ、売り一巡後は、リバウンド狙いから押し目を拾う動きもみられそうだ。為替相場は、ドル・円が１ドル＝１１３円台の後半（１２日終値１１４円１６－１８銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝１２７円台の半ば（同１２８円５２－５６銭）と円高に振れている。１２日のＡＤＲ（米国預託証券）は円換算値で、ＬＩＮＥ<3938.T>、ソニー<6758.T>、任天堂<7974.T>などを中心に、１２日の東京終値に比べほぼ全面安だった。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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