<相場の読み筋>11月26日

2018/11/26 7:36

 前週末23日の米国株式は、NYダウが21日終値比178.74ドル安の2万4285.95ドルと4日続落、ナスダック総合指数が同33.267ポイント安の6938.984ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が4億4045万株、ナスダック市場が9億4181万株だった。世界景気への警戒感が台頭しNY原油先物が大幅に反落したことで、シェブロンやエクソン・モービルなどの石油株が売られた。感謝祭翌日の短縮取引で市場参加者が少ないなか、週末要因などから模様眺めムードも広がり、NYダウは一時200ドル近い下げを演じる場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップルやアルファベット(グーグルの持株会社)、フェイスブックなどが下げ、同指数の重しとなった。

 26日の東京株式は売り先行後、もみ合いか。前週末23日の米国株式が下落したことから、売り先行のスタートとなりそう。売り一巡後は、手掛かり材料難のなか、様子見ムードが広がる可能性もある。一方で、2025年の万国博覧会(万博)の会場が大阪に決定したことから、万博関連株に物色の矛先が向かうことも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(22日終値は113円01-02銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同128円83-87銭)と円高に振れている。前週末23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、キリンHD<2503.T>、ソニー<6758.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比220円安の2万1480円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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