<相場の読み筋>2月1日
2019/2/1 7:31
1月31日の米国株式は、NYダウが前日比15.19ドル安の2万4999.67ドルと3日ぶりに小反落、ナスダック総合指数は同98.658ポイント高の7281.737ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が13億9545万株、ナスダック市場が28億2706万株だった。18年10-12月期決算の発表が本格化するなか、ダウ・デュポンやマイクロソフトの決算がさえず、軟調な展開を強いられた。また、米10年物国債の金利が低下(価格は上昇)したことで、利ザヤ縮小が警戒され、金融株も軟調だった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドット・コムやアルファベット(グーグルの持株会社)、フェイスブックなどが買われ、同指数の上昇を支えた。
2月1日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。きのうの堅調な地合いを受け、上昇してスタートしそうだ。現地1月31日の米国株式は、NYダウが小幅に反落する一方、ナスダック総合指数は続伸するなど、まちまちの動きだった。米中の貿易協議は、予断を許さない状況が続くが、妥結に向け前向きな発言が報じられるなど、進展を期待する動きがでることも期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(1月31日終値108円72-74銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円99銭-125円03銭)と円高に振れている。1月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINE<3938.T>、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>などが、同31日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比75円高の2万825円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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