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＜相場の読み筋＞３月７日

2019/3/7 7:33

　６日の米国株式は、３日続落した。ＮＹダウが前日比１３３．１７ドル安の２万５６７３．４６ドル、ナスダック総合指数が同７０．４４１ポイント安の７５０５．９２０ポイントで取引を終了。出来高概算はニューヨーク市場が８億８１２２万株、ナスダック市場が２３億６５５２万株だった。米商務省が発表した１８年貿易収支は、８７８７億２００万ドル（約９８兆４１４０億円）の赤字となった。国別では中国に対する赤字が前年比１１．６％増の４１９２億ドル（約４６兆９５００億円）で前年よりも拡大。トランプ米大統領が進める対中赤字削減策が、より強硬となることが懸念され、リスク回避姿勢から売りが優勢となった。ＮＹダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやファイザー、キャタピラーなどが値下がり率の上位に入っている。

　７日の東京株式は売り先行後、もみ合いか。足元で軟調な展開が続くなか、米国株安もあり、売り優勢のスタートとなりそう。売り一巡後は、押し目を拾う動きも見込まれ、下げ渋る動きとなることも想定される。ただ、あす８日の３月限株価指数先物・オプションのＳＱ（特別清算指数）値の算出を控え、思惑的な売買から値動きが荒くなる可能性もあり、注意したい。為替相場は、ドル・円が１ドル＝１１１円台の後半（６日終値は１１１円７８－８０銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝１２６円台の前半（同１２６円３３－３７銭）と小動き。６日のＡＤＲ（米国預託証券）は円換算値で、武田薬<4502.T>、シャープ<6753.T>、みずほ<8411.T>などが、６日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、６日の大阪取引所終値比４５円安の２万１５４５円だった。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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