<相場の読み筋>3月27日

2019/3/27 7:43

 26日の米国株式は、NYダウが前日比140.90ドル高の2万5657.73ドルと続伸、ナスダック総合指数が同53.981ポイント高の7691.522ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が8億1883万株、ナスダック市場が25億6693万株だった。日欧の株価が上昇した動きや、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が4日ぶりに反発したことなどを受け、買いが先行。NYダウは一時280ドル近い上昇をみせる場面もあったが、調査会社のCB(コンファレンス・ボード)が発表した米3月消費者信頼感指数が124.1で、市場予想平均の132.5を下回り、上値を重くしたようだ。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーや3M(スリーエム)、ビザなどが、値上がり率の上位に入っている。

 27日の東京株式は、日経平均株価で180円弱と推定される3月配当落ち分を、即日で埋めることができるか否かに注目が集まりそうだ。きのう26日の強い地合いや現地26日の欧米株式が上昇したことなどから、堅調な展開が期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(26日終値は110円19-20銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円65-69銭)と小動き。対ドルでの円高一服感から、輸出関連銘柄に見直しの動きもありそうだ。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、任天堂<7974.T>、三住トラスト<8309.T>などが、26日の東京終値に比べしっかり。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比120円高の2万1270円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

  • 4月1日スタート―制度改正に商機あり

    トップ記事

    2019/3/26 17:30

     昨年の国会で成立した働き方改革関連法、改正出入国管理法をはじめ新法・改正法が4月1日から施行される。残業時間の上限規制や外国人労働者の受け入れ拡大などに注目が集まるが、ほかにも相続した空き家の売却に・・・…続き

    l
  • サイバー、下げ幅修復しなお勢い――テクニカルも好転

    ニュース

    2019/3/26 17:30

     サイバーエージェント(4751)の戻り歩調に力強さが増している。直近の決算に伴う株価下落を完全に修復し、相場は一段と勢いを加速。広告やメディアのインターネットシフトが本格化する波に乗ってきた。 この・・・…続き

    1
  • 日経平均、451円高と急反発

    きょうの場況

    2019/3/26 17:30

     日経平均株価は前日比451円高の2万1428円と急反発した。ただ、前日に下回った5日移動平均線は回復できなかった。寄り付きは197円高と、前日の大幅安の反動や押し目を拾う動きなどが先行した。3月期末・・・…続き

    1
  • マネパGが急騰――大和証Gと提携

    ニュース

    2019/3/26 17:30

     マネーパートナーズグループ(=マネパG、8732)が前日比26.1%高の358円まで急騰し、昨年11月以来の高値を付けた。大和証券グループ本社(8601)との業務提携を好感した買いが集まった。 マネ・・・…続き

    1

マーケット情報

▲ページTOPへ