<相場の読み筋>4月1日
2019/4/1 7:45
3月29日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比211.22ドル高の2万5928.68ドル、ナスダック総合指数が同60.155ポイント高の7729.321ポイントで取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が10億8956万株、ナスダック市場が23億1846万株だった。米政府が米中の閣僚級による貿易協議で、「進展がみられた」との声明を発表。両国の貿易摩擦解消に向け、期待感が高まる格好となり、堅調な展開となった。NYダウ採用銘柄では、キャタピラーやユナイテッドヘルス、ボーイングなどが値上がり率の上位に入っている。ナスダック市場に新規上場した配車サービス大手のリフトは、売り出し価格72ドルに対し21.2%高の87.24ドルで初値を形成し、終値は78.29ドルだった。
4月1日の東京株式は続伸後、堅調な展開か。前週末3月29日の好地合いや、現地29日の米国株式も続伸したことなどから、買いが先行しそうだ。名実ともに新年度入りとなることや、新元号の発表が行われることから、祝賀ムードの広がりでしっかりした動きになることも期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(3月29日終値110円74-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円36-40銭)と小動き。3月29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、ソニー<6758.T>などが、同29日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比70円高の2万1260円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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