<相場の読み筋>4月2日

2019/4/2 7:30

 1日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前週末比329.74ドル高の2万6258.42ドル、ナスダック総合指数が同99.589ポイント高の7828.910ポイントで取引を終了した。出来高概算はニューヨーク市場が8億3728万株、ナスダック市場が22億1452万株だった。3月の米ISM製造業景況指数が55.3となり、市場予想平均の54.5を上回ったことを好感。引き続き、米中貿易協議の進展期待も支えとなった。NYダウは2月25日(2万6091.95ドル)以来、5週間ぶりに終値ベースで2万6000ドル台を回復した。同指数採用銘柄では、キャタピラーやJPモルガン、ユナイテッド・テクノロジーズなどが値上がり率の上位に入っている。

 2日の東京株式は続伸後、しっかりした展開か。きのう1日の好地合いや現地1日の欧米株式が続伸した動きもあり、買い優勢のスタートとなろう。ただ、きのう1日は、買い一巡後に上値が重くなり、戻り待ちの売りが意識される格好となったことから、伸び悩む場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(1日終値は111円04-05銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同124円79-83銭)と小動き。対ドルでの相場の落ち着きから、輸出関連銘柄が上昇を支えそうだ。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINE<3938.T>、コマツ<6301.T>、ホンダ<7267.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比175円高の2万1625円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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