<相場の読み筋>5月21日

2019/5/21 7:28

 20日の米国株式は、続落した。NYダウが前週末比84.10ドル安の2万5679.90ドル、ナスダック総合指数が同113.910ポイント安の7702.375ポイントで取引を終了。出来高概算はニューヨーク市場が7億7321万株、ナスダック市場が20億5033万株だった。米政府は、中国の通信機器大手ファーウェイに対する米製品の輸出を事実上禁止する措置を発表。米中の貿易摩擦の激化から、ハイテク関連製品への影響が懸念され、アップルやマイクロソフト、アルファベット(グーグルの持株会社)などが下落した。NYダウ採用銘柄ではインテルやナイキ、スリーエム(3M)などが下げ、一時200ドルを超える下げをみせる場面もあった。

 21日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。現地20日の欧米株式の下落を受け、朝方は売りが先行するとみられる。米中の貿易摩擦問題が意識されるなか、積極的な売買は期待しづらく、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かいそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(20日終値は110円11-12銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の後半(同122円91-95銭)と小動き。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINE<3938.T>、シャープ<6753.T>、ソニー<6758.T>などが、20日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所終値比165円安の2万1145円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ