<相場の読み筋>5月23日

2019/5/23 7:45

 22日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比100.72ドル安の2万5776.61ドル、ナスダック総合指数が同34.881ポイント安の7750.843ポイントで取引を終了。出来高概算はニューヨーク市場が6億8577万株、ナスダック市場が18億1512万株だった。米ニューヨーク・タイムズは、米政府が中国・監視カメラ大手のハイクビジョンへの禁輸措置を検討していると報道。米中貿易摩擦への影響を警戒する動きが強まり、売りが優勢となった。また、原油の在庫量が市場予想を上回ったことで、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が下落したことも重しとなった。NYダウ採用銘柄では、アップルやゴールドマン・サックス、ボーイングなどが値下がり率の上位に入っている。

 23日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう22日の相場で上値が重い動きとなっていたことや、現地22日の米国株式が反落したこともあり、売りが先行しそうだ。手掛かり材料に乏しいなか、指数寄与度の高い主力株を避け、短期的な値幅を狙った値動きの軽い中小型株への物色が続くとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(22日終値は110円36-37銭)、ユーロ・円が1ユーロ=123円台の前半(同123円06-10銭)と小動き。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、ファナック<6954.T>、ソフバンG<9984.T>などが22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比50円安の2万1230円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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