(再送)ブラジルレアル週間場況=下落も年金改革法案の下院通過が下支え

経済

為替

2019/8/13 16:20

レアル安・円高 26.80円(-0.61円)

 5-9日のレアル・円は下落した。週初5日は、中国が米国による対中追加関税「第4弾」に対する報復措置を講じるとしたことが嫌気され、米中貿易戦争の激化を懸念したリスク回避の円買いが優勢となった。その後は反動による買戻しが入ったほか、年金改革法案が下院を通過したことも支援材料になり、レアル・円は持ち直した。ただ、9日は9月に予定される米中通商協議の中止の可能性が高まり、再びリスク回避の動きが強まってレアル・円は弱含んだ。

 債券市場で、短期債利回り、長期債利回りともに低下した。米中貿易戦争の激化懸念から週初は短期債を中心に債券売りが優勢となったが、その後は年金改革法案の下院通過による財政健全化が期待されて買戻しが強まった。2年物レアル建て債利回りは前週末の5.68%から5.65%に低下、10年物ドル建て債利回りは前週末の1.83%から1.37%に低下して越週した。

提供:モーニングスター社

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