日経平均は436円安と大幅に続落、売り一巡後は安値圏での横這いが続く=3日後場

 3日の日経平均株価は、前日比436円87銭安の2万1341円74銭と大幅に続落して取引を終了した。米国株安で朝方から売りが先行。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、午前10時44分には、同501円25銭安の2万1277円36銭と安値を付けた。後場に入り、手掛かり材料難のなか、こう着感が強まり、安値圏での横這いが続いた。為替市場では、ドル・円相場が1ドル=107円15銭前後(2日終値は107円67-68銭)で、朝方にやや円高方向に進んだ後は、落ち着いた動きが続いた。東証1部の出来高は12億2381万株、売買代金は2兆704億円。騰落銘柄数は値上がり159銘柄、値下がり1963銘柄、変わらず29銘柄だった。

 市場では「9月に順調な上昇をみせていた反動や、現地4日には9月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数の発表を控えることもあり、様子見ムードが強まったようだ」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が下落。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も安い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も軟調。出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も下げた。東証業種別指数は、全33業種が下落した。

 個別では、オルトプラス<3672.T>、Vキューブ<3681.T>、バリューコマース<2491.T>、eBASE<3835.T>、東洋証券<8614.T>などが下落。半面、アトラ<6029.T>、ノムラシス<3940.T>、小林産<8077.T>、イチネンHD<9619.T>、LINE<3938.T>などが上昇した。

(イメージ写真提供:123RF)

提供:モーニングスター社

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