<相場の読み筋>10月9日
2019/10/9 7:33
8日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比313.98ドル安の2万6164.04ドル、ナスダック総合指数が同132.516ポイント安の7823.778ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億567万株、ナスダック市場が20億2247万株だった。米商務省は7日、中国が新疆ウイグル自治区の少数民族を弾圧しているとして、中国で監視カメラ事業を手掛けるハイクビジョンなど、28団体・企業に対し禁輸措置を実施すると発表。米中の閣僚級による貿易交渉を前に、同交渉の先行き不透明感が高まり、売り優勢の展開が続いた。NYダウ採用銘柄では、ダウ(旧ダウ・デュポン)やシスコ・システムズ、JPモルガンなどが値下がり率の上位に入っている。
9日の東京株式は、反落後も軟調な展開か。米中貿易交渉の行方が不透明となるなか、リスク回避姿勢の高まりから、売り優勢の動きとなりそう。IMF(国際通貨基金)の専務理事に就任したゲオルギエバ氏は「米中の貿易戦争で2020年に世界のGDP(国内総生産)の0.8%相当が失われる」との見方を示しており、株価の重しとして意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(8日終値は107円15-17銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の前半(同117円64-68銭)と円高方向に振れている。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、任天堂<7974.T>、東エレク<8035.T>などが、8日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比285円安の2万1335円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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