<相場の読み筋>10月25日

2019/10/25 7:25

 24日の米国株式は、NYダウが前日比28.42ドル安の2万6805.53ドルと反落、ナスダック総合指数は同66.003ポイント高の8185.796ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億576万株、ナスダック市場が18億4256万株だった。7-9月期決算発表が本格化し、決算内容に注目する動きが強まるなか、3M(スリーエム)が19年12月期の業績予想を下方修正。同社株が4%を超える下落を演じ、NYダウの重しとなった。NYダウ採用銘柄では、3Mのほか、ジョンソン・アンド・ジョンソンやマクドナルドなどが値下がり率の上位に入っている。通常取引終了後に7-9月期決算を発表したアマゾン・ドット・コムは、純利益予想が市場予想平均に届かず、時間外取引で急落した。

 25日の東京株式は、堅調な展開か。好地合いが続くなか、買い優勢のスタートとなりそうだ。引き続き、中小型株を中心とした個別物色も継続するとみられる。ただ、20年3月期第2四半期(19年4-9月)決算の本格化を控え、積極的に買い進めづらいことや、週末要因などもあり、上値が重くなることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(24日終値は108円69-71銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=120円台の半ば(同121円15-19銭)と円高方向に振れている。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、エーザイ<4523.T>、パナソニック<6752.T>、アドバンテス<6857.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所終値比35円高の2万2815円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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