日本サードが一時ストップ高に年初来高値更新、第2四半期は上ブレ着地で通期業績予想を上方修正

株式

2019/11/14 16:20

 日本サード・パーティ<2488.T>が150円ストップ高の1104円に噴き上げ、9月18日の年初来高値1095円を更新した。13日引け後に20年3月期第2四半期(19年4-9月)連結決算の上ブレ着地と通期業績予想の上方修正を発表し、好感された。

 第2四半期決算は、売上高が30億7800万円(前年同期比21.5%増)、営業利益が2億2800万円(同3.2倍)となった。前回予想はそれぞれ28億円、4400万円だった。IT(情報技術)サービス市場においては、人手不足に対応するための自動化・省力化など、いわゆる働き方改革に伴う案件が増加傾向にあり、さらに10月1日からの消費税増税に伴う駆け込み需要もあり、総じて企業のIT関連投資が活況で、収益拡大につながった。

 通期業績予想については、売上高が57億円から62億3000万円(前期比13.9%増)、営業利益が2億5500万円から3億6500万円(同53.0%増)に引き上げられた。下期は、今後の事業展開のための社員研修を予定し、教育ソリューション・デジタルイノベーションセグメントにおいて、自社サービスの開発およびプロモーション等の投資を見込んでいるため、利益の増額幅は上期のそれよりも抑えられる。

 14日の終値は、前日比150円高の1104円。

提供:モーニングスター社

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