豪ドル週間場況=ロウRBA総裁の講演などに注目

経済

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2019/11/25 17:02

豪ドル安・円高 73.72円(-0.47円)

 18-22日の豪ドル・円は下落した。週初18日は、中国政府が米中貿易協議の合意に悲観的と報じられ、リスク回避の円買い優勢。19日、11月開催分RBA(豪準備銀行)理事会議事録で利下げが検討されていたことがわかり、豪ドル売りが先行したが、その後は日経平均株価の下げ渋りや豪中株高を背景に豪ドル・円は切り返した。20日から22日にかけては米中貿易協議への不透明感が強まる中、豪ドル・円は軟化した。

 債券市場では、短期債利回り、長期債利回りともに低下した。11月開催分RBA理事会議事録で利下げが検討されていたことがわかり、豪金利を押し下げた。豪ドル建て2年債利回りは前週末の0.77%から0.76%に低下、豪ドル建て10年債利回りは前週末の1.16%から1.10%に低下して越週した。

 25-29日の豪ドル・円はもみ合いか。今週は主要な豪経済指標がなく、米中通商交渉にまつわるニュースヘッドラインに左右される可能性がある。このほか、26日のロウRBA(豪準備銀行)総裁の講演に注目したい。海外の経済指標では、米11月消費者信頼感指数、米10月新築住宅販売件数、米7-9月期GDP(国内総生産)改定値などがある。

提供:モーニングスター社

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