住友化学、高精度の臭気検知IoTプラットホームを手掛けるイスラエルのナノセント社に出資

株式

2019/12/3 16:33

 住友化学<4005.T>は、イスラエルのスタートアップ企業で高精度の臭気検知IoT(モノのインターネット)プラットホームを開発するナノセント社に200万ドル(約2億1600万円)を出資したと発表した。

 同社では、ナノセント社との連携で、次世代ヘルスケアプラットホームの鍵となる「体調可視化」の実現を目指す。排泄物の臭気データから体調変化や病気の兆候を読み取り、その日の体調に適したソリューション(食事や薬、生活習慣など)の提案で、健康管理に役立てる仕組みを構築すべく、実証実験を計画している。また、さまざまな揮発性化学物質の集合体である臭気を高精度で検知できるナノセント社の技術は、ヘルスケアに留まらず、工場や街中での有害物質の検知・モニタリング、自動車内の臭気判定・管理など、応用範囲は多岐にわたることから、次世代事業の創出につながると判断、今回の出資を決定した。

 3日の終値は、前日比6円安の497円。

提供:モーニングスター社

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