沢井製薬が安い、大和証は「3」継続、目標株価は6300円に引き下げ

株式

2020/1/15 16:34

 沢井製薬<4555.T>が安い。大和証券では14日付で、投資判断「3」(中立)を継続、目標株価は6500円から6300円に引き下げている。目標株価達成予想期間は算出の基点を変更して2021年3月末、24年3月期-31年3月期の残余利益の平均成長率は年率マイナス25%の想定となっている。最近の株価には2020年4月改定が従来より小幅になる可能性を重視した短期的関心が強く影響してきた可能性があるものの、2021年以降の薬価動向にも関心が及んでいけば、過度の楽観論は再び後退に向かうと考えるとコメントしている。

 同証券では利益予想を下方修正、連結営業利益について、20年3月期277億円(前期比7%増、従来302億円、会社側計画は258億円)、21年3月期292億円(従来332億円)、22年3月期304億円(同313億円)、23年3月期268億円と試算。日本事業の下方修正を要因に挙げており、20年3月期9月中間期実績が同証券予想以下だったことや、2019年10月の消費税率変更に伴う薬価改定が同証券想定以下だったことが考慮されている。

 15日の終値は、前日比90円安の7000円。

提供:モーニングスター社

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