ファンケルが4日続落、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」・目標株価2600円に引き下げ

株式

2020/3/16 16:35

 ファンケル<4921.T>が4日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では13日付で、レーティングを「オーバーウエート」(強気)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を3200円から2600円に、それぞれ引き下げている。

 新型肺炎の影響における日本人需要の店頭販売の減速を主な理由として、20年3月期連結営業利益予想を138億円(前期比11.4%増、従来150億円、会社側計画は150億円)に引き下げるとしている。

 通信販売など非接触での販売チャネルを持ち、海外事業の売上構成比も小さく新型肺炎のマイナス影響は少ないとみているものの、株価バリュエーションは業界トップである資生堂<4911.T>と同水準に到達、今後の株価パフォーマンスは業界内で相対的に中位になると考え、「ニュートラル」に引き下げるとしている。一方で、中国での栄養補助食品上市が成長ドライバーとなり、中期的な業績成長も続く見通しで、こうしたことから化粧品企業の中では相対的に下値圧力はかかりにくと思われるとも指摘している。

 16日の終値は、前週末比65円安の2158円。

提供:モーニングスター社

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