花王が反発、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は9500円に引き下げ

株式

2020/3/24 15:54

 花王<4452.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では23日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は9900円から9500円に引き下げている。

 20年12月期連結営業利益は会社側計画の2200億―2300億円の上限をやや上回る2308億円(前期比9%増、従来2383億円)とし、あわせて目標株価を9500円に引き下げるとしている。新型肺炎では特需とコスト削減がネガティブ要因を上回るとみるとコメント。「不安な経済状況下で、ディフェンシブ性をフルに発揮する年となりそう」としている。

 日本の日用品市場の動向を見ると、「清潔・除菌」製品が幅広く売上が伸びており、アジアにも幅広く進出していることから、アジア地域の衛生意識の高まりも長期的にポジティブな要因になると予想している。こうした好材料を市場は認識し、株価は堅調な推移になるとみているという。

 24日終値は、前日比271円高の8107円。

提供:モーニングスター社

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