9日の東京外国為替市場=ドル・円、109円近辺で小動き

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2020/4/9 15:05

 9日の東京外国為替市場でドル・円は、小動きだった。

 朝方1ドル=108円90銭近辺だったドル・円は、日経平均株価の朝寄り高からすぐさまマイナス転換する展開にツレて軟化し、一時108円83銭まで下押し。仲値決済に向けては国内輸入企業からのドル買い・円売りが入り、ドル・円は109円05銭まで値を上げた。その後、黒田日銀総裁が日銀支店長会議において必要であれば躊躇なく追加緩和に踏み切る姿勢を示したほか、日銀の地域経済報告(さくらリポート)で全地域の景気判断が引き下げられたが、市場は織り込み済みでドル・円の反応は限定的。国内の新型コロナウイルス感染拡大が続く中、結局、ドル・円は午前9時すぎからの約1時間で付けたレンジ22銭を超えることのない小動きに終始した。

 15時現在、108円88銭となっている。

提供:モーニングスター社

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