東エレクが4日ぶり反落、野村証は「Buy」継続、目標株価は2万7814円に引き下げ

株式

2020/5/1 16:47

 東京エレクトロン<8035.T>が4日ぶりに反落。野村証券では4月30日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は2万8355円から2万7814円に引き下げている。

 会社側は、21年3月期業績計画を発表していないものの、新型コロナウイルスの影響で、一部の投資案件が21年3月期から22年3月期にずれ込む可能性があることから、同証券業績予想と目標株価を修正するとしている。次の半導体製造装置市場の成長サイクルで、過去最高益を更新するという見通しに変化はないことから、「Buy」を継続するとしている。

 同証券の調査では、新型コロナウイルスの事業環境への影響は、顧客中国工場への立ち入り制限などで、装置の設置作業が遅延していることが主であり、顧客の投資意欲に大きな影響は出ていないとコメント。ただ、新型コロナウイルスによる経済への影響が深刻化し、電子機器需要やプラットフォーマーの広告料収入が減速すると、半導体需要や設備投資意欲が減衰する可能性もあるとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期2690億円(前期比13.4%増、従来3470億円、会社側計画は非開示)、22年3月期3670億円(従来4040億円)、23年3月期4250億円と試算している。

 1日の終値は、前日比1265円安の2万1675円。

提供:モーニングスター社

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