積水化学が続伸、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価は1740円に引き下げ

株式

2020/5/11 16:38

 積水化学工業<4204.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では8日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に引き上げ、目標株価は2080円から1740円に引き下げている。

 COVID-19の影響については、2020年6月頃から各産業の生産が正常化に向けて、緩やかに改善する前提で同証券業績予想を下方修正、あわせて目標株価を1740円に引き下げるとしている。株価は、住宅、メディカル、インフラソリューション、エレクトロニクス関連の事業の底堅い業績貢献や、株主還元強化による連結一株利益増加を織り込んでおらず、割安な水準と考えるとコメント。自動車、航空宇宙向けを除けば、COVID-19の収束後、着実な業績回復が期待できると考えるとし、原料安のメリットを享受する可能性が高いとも指摘している。さらに、「20年3月期末のネットD/Eレシオは0.07倍と強固な財務基盤とそれに裏打ちされる積極的な株主還元策の実行も高い評価につながるだろう」としている。

 11日の終値は、前週末比79円高の1438円。

提供:モーニングスター社

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