大正薬HDが下げ転換、21年3月期は減益見通しに配当は減額を計画

株式

2020/5/14 16:40

 大正製薬ホールディングス<4581.T>が下げ転換し、360円安の6230円を付けた。14日午後零時30分、21年3月期の連結業績予想を発表。減益見通しと配当の減額計画を示し、嫌気された。

 21年3月期業績は、売上高2895億円(前期比0.3%増)、営業利益200億円(同6.8%減)を予想する。利益面では、売上原価と販管費の増加が影響する見込み。新型コロナウイルス感染症の収束時期および今後の経済への影響を正確に見通すことが困難ななか、直近の市場環境を参考に通年で影響を被ることを前提に業績予想を作成。売上高で185億円、営業利益で56億円のマイナス影響が見込まれるとしている。配当は、中間期50円(前期実績50円)、期末50円(同60円)の合計100円(同110円)に減額する計画。

 20年3月期決算は、売上高が2885億2700万円(前期比10.3%増)、営業利益は214億6000万円(同31.2%減)だった。

 14日終値は、前日比360円安の6230円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ