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＜相場の読み筋＞５月１９日

2020/5/19 7:28

　１８日の米国株式は、大幅に３日続伸した。ＮＹダウが前週末比９１１．９５ドル高の２万４５９７．３７ドル、ナスダック総合指数が同２２０．２６８ポイント高の９２３４．８２８ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が１１億９８５３万株、ナスダック市場が４３億２９７６万株だった。米バイオ製薬企業のモデルナ＜ＭＲＮＡ＞は１８日、新型コロナウイルスワクチン候補薬の第１相臨床試験で、効果がみられたと発表。経済活動の正常化を進めるなかワクチンの開発期待が加わり、ＮＹダウは一時１０２０ドルを超える上昇をみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、ボーイング＜ＢＡ＞やレイセオン・テクノロジーズ（旧ユナイテッド・テクノロジーズ）＜ＲＴＸ＞、ダウ（旧ダウ・デュポン）＜ＤＯＷ＞などが、値上がり率上位に入っている。

　１９日の東京株式は買い先行後、上値を試す場面も想定される。現地１８日の欧米株式が大幅に上昇したことから、株価指数先物を中心に買い戻しの動きを誘う格好で、買い先行となろう。日経平均株価は、上値を抑える格好となっている７５日移動平均線（１８日時点で２万５２８円）を上抜ける展開となれば、投資家心理が好転するとみられ、上昇に弾みがつく可能性もある。為替相場は、ドル・円が１ドル＝１０７円台の前半（１８日終値は１０７円１７－１９銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝１１７円台の前半（同１１５円８８－９２銭）と円安方向にあることも支えとなりそう。１８日のＡＤＲ（米国預託証券）は円換算値で、ソニー<6758.T>、ホンダ<7267.T>、三菱ＵＦＪ<8306.T>などが、１８日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、１８日の大阪取引所終値比４３０円高の２万６４０円だった。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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