丸和運輸機関が続落、三菱UFJモルガン証は「アンダーウエート」に引き下げ、目標株価は2300円に

株式

2020/6/8 16:30

 丸和運輸機関<9090.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では5日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「アンダーウエート」(弱気)に引き下げ、目標株価は2000円から2300円に引き上げている。

 21年3月期―24年3月期予想連結一株利益を従来比で平均1%下方修正するものの、マルチプル引き上げにより、目標株価を2300円に引き上げるとしている。一方で、短期業績の弱含みに加え、現状株価は中期的な業績拡大の期待を急速に織り込み、株価バリュエーションには割高感が出てきたと考えることなどから、「アンダーウエート」に引き下げるとしている。

 アマゾンジャパン顧客向け業務の拡大は、21年3月期以降も続くが、21年3月期は次の成長ステージに向けた基盤固めのフェーズと考え、21年3月期はココカラファイン<3098.T>の物流業務受託も睨んだ人材採用拡大によるコスト増、マツモトキヨシのインバウンド売上減少による取扱数量の減、新型ウイルス対応による生産性低下などが想定され、短期業績は一時的に弱含むと考えているという。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期76億9500万円(前期比7%増、従来81億円、会社側計画は73億2000万円)、22年3月期93億4300万円(従来90億円)、23年3月期103億2100万円(同107億円)と試算している。

 8日の終値は、前週末比130円安の2819円。

提供:モーニングスター社

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